新型アウディA5ファミリーは、新しいMHEV plusマイルドハイブリッドテクノロジーを初めて搭載するエンジンモデルとなり、力強く部分的に電動化が行われている。
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新型アウディA5ファミリー
MHEV plusは、パワートレイン発電機、ベルトスタータージェネレーター、リチウム鉄リン酸バッテリーにより構成される、48ボルトのマイルドハイブリッドシステムである。
このシステムは、最大18kW(24馬力)の追加電力を活かし、山道でダイナミックな走行を可能にしながらも、市街地では、電気のみで走行する優れた性能を発揮。
減速時には、パワートレイン発電機は最大25kWの回生ブレーキで、エネルギーをコンパクトなリチウム鉄リン酸バッテリーに充電する。
よりダイナミックなシャーシとステアリング
新型モデルでは、ダイナミックに調整されたスチールサスペンションを標準装備。
オプションで、Sスポーツサスペンション(S5に標準装備)や、電子制御ダンパー付きのSスポーツサスペンションも選択可能。いずれのオプションでも車高を20mm下げる。
オプションのダンパー制御付きアダプティブSスポーツサスペンションでは、アウディドライブセレクトのダイナミックハンドリングシステムを介して、選択できる走行モードの間に、より広い調整域を提供。
ダイナミックモードでは、サスペンションはより硬く、ダイナミックなチューニングが施されている一方、コンフォートモードではリラックスした走行に十分な余裕を持たせている。
新しい操作コンセプト
室内でまず目に入るのは、11.9インチのアウディバーチャルコックピットと、曲線デザインの14.5インチMMIパノラマディスプレイだ。
オプションで、10.9インチのMMIパッセンジャーディスプレイもデジタルステージを補完。優れたエルゴノミクスとシンプルでドライバー中心の操作性が、このコンセプトの開発において重要な要素で、曲線デザインのパノラマディスプレイは、手が届きやすく操作しやすいように設計されている。
またヘッドアップディスプレイ(HUD)も新たに開発された。
設置スペースを最大限に活用し、最適化されたディスプレーテクノロジーにより、HUDはカスタマイズ可能で、速度やアシスタンスシステム、ナビゲーションの指示、メディア情報などを明確に表示する。
デジタルライトにおける新たな基準
新型A5モデルが属するセグメントにおいて、アウディがライティングデザインとライティングテクノロジーにおけるリーディングポジションにあることが強調されている。
フロントにはデジタルでカスタマイズ可能なLEDテクノロジーを採用したデイタイムランニングライト、リアには第2世代のデジタルOLEDリヤライトを装備。
デジタルOLEDパネルあたり約60のセグメントがあり、リヤのディスプレイとしての役割が増していることにより、車両間コミュニケーション(Car-to-X)が可能となり、安全性が向上する。
例えばオートパーキングする時、あるいは事故や危険が発生した際に、特定のライトシンボルをデジタルライトシグネチャー内で表示して、他の道路利用者に警告する新しいコミュニケーションライトが含まる。