V8+電動モーターを搭載したM専用PHEVシステム「Mハイブリッドシステム」を採用、システム・トータル最高出力727ps、トータル最大トルク1000Nmを発生。
INDEX
第7世代の新型BMW M5
4.4リッターV型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンに、BMW M5へは初めてとなるM専用プラグイン・ハイブリッド・システムであるMハイブリッドシステムを搭載。
さらに、先代モデル同様にM専用4輪駆動システム「M xドライブ」を搭載するなど、サーキット走行における最高の運動性能と、プレミアム・セグメントにおけるラグジュアリー・スポーツ・セダンとしての優れた安全性および快適性の要素を合わせ持つ、唯一無二のモデルだ。
そして、デザインと走行性能の両面において一目でMモデルであると実感出来る力強さを持ち、Mモデルの象徴的な存在となっている。
エクステリアとインテリア
フロントは、M専用エアロ・バンパーやガーニッシュ、夜間走行時にBMWブランドの象徴である造形を印象的にライトアップするBMWアイコニック・グローを備えたM専用ブラック・キドニー・グリル、5シリーズより75mmワイドなフロント・フェンダーが特徴的。
リアにおいては、Mカーボン・リア・スポイラー、M専用リア・バンパーには専用デザインのディヒューザーが施され、Mスポーツ・エグゾースト・システム、5シリーズより48mmワイドなリア・フェンダーと相まって、精悍な佇まいを表現。
インテリアにおいては、広々としたスペース、随所に取り入れられたモダンな機能、高次元のオーディオ性能、高品質で精密に加工された素材、素晴らしい完成度、高度なデジタル・サービスがインテリアの雰囲気を特徴づける。
運転席は、先代モデルに比べてボタン類が大幅に削減され、無駄を省いた洗練された印象だ。
カーブド・ディスプレイは、最新の12.3インチのインフォメーション・ディスプレイと14.9インチのコントロール・ディスプレイで構成され、インストゥルメント・パネル中央からドア・トリムを立体的なクリスタル面が貫くBMWインタラクション・バーを標準装備。
Mカラーのアンビエント・ライティングをはじめ、ドライバーの好みの走行モードに応じて室内空間をアーティステックに演出し、Mモデル専用のMマルチ・ファンクション・シート、M専用装備品を随所に採用することにより、室内においても、Mモデルであることを主張する。
パワートレイン
新型M5は、最高出力585ps/5600~6500rpm、最大トルク750Nm /1800~5400rpmを発揮する高効率なモーター・スポーツ・テクノロジー直結のクロスバンク型を持つ4.4リッターV型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載。
さらに、第5世代のBMW eドライブテクノロジーを採用した電池容量22.1kWhを持つ、197psを発揮する電気モーターを搭載するM専用プラグイン・ハイブリッド・システム「Mハイブリッドシステム」を搭載している。
クロスバンク型のツイン・ターボ・エンジンは、鋭いレスポンスとスムーズな力強い加速を実現。
またMモデル専用に開発された8速Mステップトロニック・トランスミッションのハウジングに電気モーターを組み込み、BMWグループが特許を取得したプリ・ギアリングにより、電気モーターが発生するトルクを高性能6気筒ツイン・ターボ・エンジン相当の450Nmまで増強させる事が可能。
システム・トータルの最高出力727ps/最大トルク1000Nmを発揮することで、電気自動車を除き、BMW XM Label同様にBMW史上最強のパワー・ユニットを搭載するモデルの1つであり、電気のみでも約70kmまで、ゼロ・エミッションで走行する。
4輪駆動システムM xドライブ
高性能エンジンのパワーは、Mモデル専用4輪駆動システムM xドライブを介して路面に伝達される。
基本設定は「DSCオン・4WDモード」で、Mモデル特有の俊敏性を十分に発揮。Mダイナミック・モード(MDM、4WDスポーツ)では、リア・アクスルへの駆動トルク配分が増加し、リヤ・ホイールのスリップ許容量が大きくなることで、より多様なハンドリングを楽しむことが可能に。
さらに、DSCオフ時に選択可能な後輪駆動「2WDモード」では、クルマの挙動を制限する制御システムの介入を断ち、熟練したドライバー自らが車両を操作する歓びをダイレクトに味わうことができる。
メーカー希望小売価格(税込)は先代から据え置きの1998万円だ。