エミーラ・ターボ、ターボSE、V6に、新たなパフォーマンス機能とまったく新しいデザインを盛り込み、豊富なオプションも用意、最新の2025年モデルへと進化させた。
エミーラに2025年モデル
2022年と2023年の発売以来、世界中のドライビングファンを魅了してきたエミーラ・ファーストエディションとエミーラV6ファーストエディションは、2025年モデルから、エミーラ・ターボ、エミーラ・ターボSE、エミーラV6に生まれ変わる。
エミーラ3.5L V6スーパーチャージャーエンジンは、6速マニュアル、ATより選択でき、また4気筒可変ジオメトリーターボエンジンに8速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)ギアボックスを組み合わせた エミーラ・ターボとターボSEも選択可能となっている。
2025年モデルはどうなる?
パワートレインパフォーマンス
エミーラ・ターボは、355psの4気筒可変ジオメトリー・ターボエンジンと8速DCTギアボックスを搭載。この性能は、406psを搭載し、トルクを40Nm向上させた新型エミーラ・ターボSEにより強化。
エミーラV6は、406psの3.5Lチャージクールド・スーパーチャージャーV6エンジンを搭載し、標準の6速マニュアルまたは6速AT(オプション)から選択可能。
ネーミング
車名の由来は、ロータスの豊かな歴史にあり、エミーラ・ターボは、2L直列4気筒ターボエンジンだけでなく、1980年には、ターボ・エスプリで初めてターボを採用した。
エミーラ・ターボSEは、SE(Special Equipment)がタイプ14エリートに初めて導入されたオプションである「特別装備」パッケージの時代を彷彿とさせる。
またタイプ26エラン、エランSEターボ、ロータス・コルチナ、エランS3、エランS4、プラス2にも採用され、さらにロータスは歴史的に、より高い出力とより多くの標準装備を示すSEバリアントを使用しており、エスプリ・ターボSE、エクセルSE、エランSE、ヨーロッパSEがある。
ロータスは、今もなお、この「SE」に忠実であり、エミーラ・ターボSEにも、高出力と装備レベルの向上を意味する「SE」が採用された。
各グレードをおさらい
エミーラ・ターボ
メーカー希望小売価格(税込)1724万2000円。
エミーラ・ターボは、シングル・ピース・ブレーキなどの新しいコア・パフォーマンス装備に加え、多数の新しいデザイン装備が特徴的。
グロスシルバーの新しい20インチ10スポーク軽量鋳造アロイホイール、新しい「エミーラ・ターボ」ブランディング、新しい標準フットペダル、新しいインテリアテクニカルファブリックヘッドライナーなど、その他の特徴としては、ビビッドレッドペイント、ブラックブレーキキャリパー、ブラックレザーインテリア、12ウェイ電動シート、ツーリングサスペンションセッティング、エミーラ専用に開発されたグッドイヤーイーグルF1スーパースポーツタイヤなどが挙げられる。
エミーラ・ターボSE
メーカー希望小売価格(税込)1804万円。
エミーラ・ターボSEには、さまざまな新しいパフォーマンス機能が搭載された。40ps/4.07kg-m向上することで、最高速度を19km/hアップし、0-100km/hタイムは4.0秒。またエミーラ・ターボSEには、スポーツ・サスペンション・セッティング、アップレート・クロス・ドリルド&ベンチレーテッド2ピース・ブレーキ・ディスク、ローンチ・コントロールを含むロータス・ドライバーズ・パックが標準装備。
性能面のみならず、デザイン面でもアップデートがなされ、ジンクグレーペイント、アルカンターラヘッドライナー、レッドブレーキキャリパー、新しい「エミーラ・ターボSE」バッジ、新しいブラックロータスブランディング、ブラックロータスバッジとテールパイプに加え、新たに仕上げられた20インチVスポーク鍛造サテングレーホイールも標準装備する。
エミーラV6
メーカー希望小売価格(税込)第4四半期に発表予定。
エミーラV6は、クロス・ドリルド&ベンチレーテッド2ピース・ブレーキディスク、グッドイヤー・イーグルF1スーパースポーツ・タイヤ、ツーリング・サスペンション、マニュアル車用リミテッド・スリップ・ディファレンシャル(LSD)などのパフォーマンス装備を採用。
またヘッドライニング、Aピラー、キャントレールにはブラックのテクニカルファブリックを取り入れ、新しいブランドロゴが施される。