RESENSE(レセンス)の「希少な色味」に拘ったラインナップに「ある種のエンターテインメント性」を見出す増田雅春さん。社員より在庫車に詳しいかもしれない人物…
新着順でブックマーク
「わたしね、RESENSE(レセンス)さんの在庫車ページを、新着順でブックマークしているんですよ。これを1日数回チェックします。わたしのライフワークです(笑)」増田さんは豪快に笑う。
増田さんの拠点は静岡県沼津市。ここで「ちょっと特殊な」車趣味に明け暮れている。
増田さんは、生まれて初めて車を買ったその時から「人と被る」ということが、本能的に受け付けなかったのだ。
だから、(本人いわく)「変わった色」の車を宿命的に集め続ける人生になった。
わたしたちRESENSEが増田さんと出会ったときも、薄い水色で白内装のレクサスGSFと、同じく見たこともないようなコーディネートのフェラーリ・カリフォルニアが、外から見ると倉庫にしか見えないが、中に入ると立派なガレージにまっすぐと並べて収まっていた。
今は、薄い蓬色のボディに、臙脂色のホロ、明るいウッドと2トーンレザーのアストン・マーティンDB11ヴォランテがあるほか、個性あるコーディネートの車を探しては、購入している。
「この車には、どんな色が似合うだろう? と考えることが好きなのでしょうね」と増田さんは自身について考える。
だからRESENSEとの出会いも必然だった。
出会うのはもはや必然
「私のような趣向ですと、RESENSEさんと出会うのはもはや必然ですよね」
「なんだか変わった色味の車ばかり並んでいるなあ、と」
「あと写真。作品として、芸術品を残していくような。ちょっと今日は褒め過ぎかな(笑)」。また豪快に笑う。
程なくして代表の河野と出会った。
「私も仕事柄、たくさんの人と会ってきましたからね。明らかに、よくあるチューコ屋さんと姿勢が違うことがすぐにわかりました」
「たんに車を売る、のではなく、その車がもつストーリーを、顧客本人さえ気づいていない真の欲望に投影していく。ある種、エンターテインメントだよね。人の人生さえも変えてしまう」
理由がみっつあります
「例えばね、新車で自分好みの車を作ることもできますよね。わたしだってできますが、でもそれをしません。理由がみっつあります」
「それは、まず偶発性です。まず車がほしいと思う。そして変わった色の車を見つけることじたいが難しい。さらに運良く市場に出てくることが難しい。これらがすべて揃うことが、まず快感なのです。」
「つぎに、読み解くおもしろさです。知らぬ人が新車で作ったときに、どうして、こんなコーディネートにしたのかを読み解く行為は、とにかくわくわくします」
「最後に共感です。わたしが選んだ車を共感してくれる人がいる。これはもうエクスタシーに近いものです」
「これら、みっつ揃うことが、そもそも難しい。だから揃うと嬉しいし、やめられないのですよね」
増田さんにはもうひとつ、楽しみなことがある。
「わたし自身、河野代表が、これからRESENSEをどうしていくのかが楽しみでなりません。これからも突き進んでいくでしょう。さらに10年後、どう化けるのだろう?」
「ウォッチリストがあれば、変わった車と同じくらい、河野さんを登録したいですね(笑)」
増田さんはまた、豪快に笑った。