ロールス・ロイスが設立120周年を迎えた2024年、スピリット・オブ・エクスタシーにオマージュを捧げ「ファントム・シンティラ」を世界限定10台で発表。
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ファントム・シンティラ
スピリット・オブ・エクスタシーは、1世紀以上にわたり、エレガンスと人類の功績を象徴し、音楽から写真、映像に至るまで、数えきれないほどの芸術作品にインスピレーションを与えてきた。
設立120周年を迎える2024年、ロールス・ロイスはこの永遠のミューズにオマージュを捧げ、ファントム・シンティラと名付けられたプライベート・コレクションを発表。
世界限定10台のこのコレクションは、スピリット・オブ・エクスタシーの幻想的な美しさ、優雅さ、伝統を讃えるもので、ファントム・シンティラのデザインは、スピリット・オブ・エクスタシーのつかの間の存在の素晴らしさを思い起させ、その絶妙なインテリアは、自動車が通り過ぎる時に垣間見えるドレスの動きにインスピレーションを得たものだ。
インテリア全体に施された優雅なビスポークの刺繍は、スピリット・オブ・エクスタシーのエレガントな躍動感を捉え、精緻なギャラリーのアートワークに結実する。
入念にキュレーションされたデザインの特徴は、パリアン・マーブル(パロス島の大理石)への言及とともに、このフィギュアの起源を示唆し、2000年以上前、古典ギリシャの名もなき天才が、クロード・ジョンソンのロールス・ロイスのマスコットの原案にインスピレーションを与えた「サモトラケのニケ」を彫刻したのは、この有名な素材であった。
ファントム・シンティラの名は、ラテン語で「閃光」(一瞬だけ現れる明るい光)を意味する言葉に由来している。
エクステリア:ギリシャのインスピレーション
エクステリアはビスポークの2トーン仕上げで、ボディ上部にはアンダルシアン・ホワイト、ボディ下部には「サモトラケのニケ」の由来となったサモトラケ島を囲む海の色から着想を得たトラキアン・ブルーが配される。
繊細なメタリックフレークが海面を照らす太陽光の輝きを模しており、手塗りのダブルコーチラインとスピリット・ブルーのホイール・ピンストライプが、優雅なエクステリアを完成。
インテリア:表情豊かな動き
インテリアは、スピリット・オブ・エクスタシーの表情豊かで躍動感のある姿にインスピレーションを得た、さまざまなデザイン要素、質感、連続的なグラフィックで彩らる。
これは、ビスポークのデザイナーと職人たちの緊密なコラボレーションの賜物で、グラフィックはキャビン全体に広がり、途切れることのないエネルギーの流れで乗る人を包み込むという。
スターライト・ヘッドライナー「つかの間の一瞬」
ファントム・シンティラのビスポークのスターライト・ヘッドライナーは、スピリット・オブ・エクスタシーの流れるようなドレスにインスピレーションを得たアニメーションが設定された。
すべて手作業で独自のパターンで配置された1500個の光ファイバーの「星」が順々に光を放ち、動きのある感覚を演出。さらに、通常よりも意図的に大きめに作られた4450個のパーフォレーションから、その下にあるメタリックシルバーの生地がのぞき、微妙な光の相互作用を生み出す。