「環境を自分が作れないか、と思ったのです」 山内将馬さん スタッフインタビュー

RESENSE(レセンス)に関わるメンバーインタビューは山内将馬さん。2輪と4輪で走り回った過去、新卒でトップセールスを経て人事部へ。異色の経歴から当社へ加入。

RESENSE(レセンス)に関わるメンバーインタビューは山内将馬さん。2輪と4輪で走り回った過去、新卒でトップセールスを経て人事部へ。異色の経歴から当社へ加入。

「二輪車」と「四輪車」

RESENSE KYOTO(レセンス京都)を切り盛りする山内将馬さんは、穏やかな男である。

いや、けっして静かというわけではない。物言いもハキハキしている。身体に筋肉もしっかりついている。けれど、クルマを売る、という職業から連想しやすい「ギラッ」としたかんじがない。脂っこくない。物腰やわらかで、穏やかなのだ。

かといって歩んできた人生は、筆者からみて、波紋ひとつない湖のように穏やかではないのが不思議なのである。

「環境を自分が作れないか、と思ったのです」 山内将馬さん スタッフインタビュー

高校に入学したその日に、ホンダのバイク、CB400 SFスペック2を買った。

いやお母さんに頼み込んでローンを組んでもらって手にいれた。

(いちおう)学校に通って、放課後は弁当屋さんでローン返済のための資金を作り、夜中はひたすらバイクで峠を駆けずり回った。

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当たり前だけれど視界に入ってくるのは「四輪車」である。

高校3年生、誕生日の翌日に教習所に通い始め、免許を取得。その週末には車を手にした。12点式ロールケージが張り巡らされた、エアコン無し、爆音のマツダRX-7(FC)。ドリフトに明け暮れた。

大学は「遊べる時間が多いかもしれない」という理由で文系に進んだ。言うまでもなくドリフトのためだ。しかし入学半年。FCは大破した。みずからのドライビングによって。泣いた。喪失感からドリフトも止めた。

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メンバーのなかでダントツ1位

就職活動は、それでも自動車販売業一択だった。楽しい思い出は残った。楽しさを伝えたいという思いがあった。

2013〜2018年、最初の就職先である中古車販売/買取事業では、4月〜12月「新卒大会」で8台を売り70人の新卒メンバーのなかでダントツ1位になった。

直後、副店長にまで上り詰めた。言うまでもないけれど異例中の異例。羨望の眼差しの中に立っていた。

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家族が増えた。家族との時間を大切にしたい、そしてさらにステップアップしたい、という思いから転職した。

事業は似ているけれど、取り扱う車種の中心は輸入車になった。そこでも成績を残していたけれど、部署変更をみずから申し出た。行き先は人事部だ。セールスが花形といわれるこの業界で人事部。まわりはざわついた。しかし明確な理由があった。

「新卒社員の教育を通じて、人間そのものに興味があることに気づいたのです。」(山内さん)

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日々、年下のメンバーから相談を受けた。時に仕事以外の相談もあった。辞めたいと申し出る者にはとことん向き合った。

「仕事を楽しいと思っている人が少ないということに気がつきました。また販売で結果を残せない人も、きっと輝ける環境があるはず。あるいはその環境を自分が作れないか、と思ったのです。」

「自分に出来ることはないかな、と突き詰めて考えた結果、人事部への異動が答えでした。皆は驚きましたけどね(笑)」

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簡単には揺るがぬ覚悟

「車を売れるから偉い、売れないからだめ、という企業風土を変えたかったのです。実際に変わってきているという手応えがありました。」

やりたいことができ、社内で役立ち、結果を残せていた。そんな折に、RESENSE(レセンス)の代表、河野浩之と出会った。

話していくうちに、「自分はRESENSEで重要な存在になれるのではないかと思ったのです。」と山内さん。現在進行系で急拡大中のRESENSEにとっての資産は「人」だと直感した。

「環境を自分が作れないか、と思ったのです」 山内将馬さん スタッフインタビュー

入社してからは、これまでの大きな組織との違いに直面し、初めてのことだらけ。悔し涙を流した日々も少なくないという。

「引き続き、誰よりも一番になりたいという気持ちはありません。精鋭揃いのRESENSEではなおさらです。」

「しかし、この組織に、どんな人が加わり、それぞれがどんなモチベーションで働けたら事業が成長するか。そこへの思いは誰にも負けません。」

この誠実さが、たまに立つ商談のテーブルで、お客様を惹きつけ、信頼関係を築けるのだろうと思った。

「環境を自分が作れないか、と思ったのです」 山内将馬さん スタッフインタビュー

筆者はインタビュー前に、山内さんは穏やかだと感じた。しかしうちに秘めたるものは、煮えたぎるマグマのような信念だった。

「こんな人が、社内にひとりはいてもいいですよね」。にっこりと笑う山内さんの目の中には、簡単には揺るがぬ覚悟が見えた。

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