この旅は、フェラーリの革新的技術と日本の永遠の魅力が融合する稀有な機会で、プロサングエの魅力を余すところなく伝え、プロサングエが単なる移動手段でないことを実証。
日本の西部から東部まで約1000km
フェラーリは「プロサングエ・ジャパン・グランドツアー」を開催したことを発表。
ツアーでは、フェラーリの伝統と最新のテクノロジーが融合し、3台のプロサングエが走行。かつてヨーロッパの貴族や文芸作家たちが主にイタリアを目的地として行った「グランドツアー」の精神を現代の日本でも体現したものである。
日本国内のみならず、韓国/オーストラリア/中国/ドイツのジャーナリストも参加。日本の豊かな歴史/現代文化/美しい自然を探訪することで、プロサングエが高性能車両であるだけでなく、最新の文化や芸術、伝統と自然を愛するフェラーリ・ファンにとって理想的な旅の伴侶であることを再確認した。
グランドツーリング
1日目 京都~奥琵琶湖~越前海岸~金沢
ツアー初日、1300年の歴史を湛える古都、京都に集った参加者たちと3台のプロサングエは京都市内を北へと向かい金沢を目指す。
軽やかなカーブが続くワインディングロードでは、耳に心地よいV12ノートを比叡山の木立に響かせながら、雨中の鯖街道を駆け抜けた。
一日が終わり、プロサングエが優秀なグランドツーリングカーであることは、パッセンジャーに疲労を感じさせないその走行性能が物語っていた。
2日目 金沢~白川郷〜飛騨高山~松本
快晴の千里浜なぎさドライブウェイで砂浜走行を楽しんだプロサングエは、南下して岐阜県を目指す。
参加者たちは高速道路をあえて途中で降り、飛騨の山間を抜けるワインディングロードを楽しむ。スポーツカーとまるで変わらないパフォーマンスを発揮するプロサングエを思う存分に堪能した。
道中、スポーツカーを走らせるにふさわしい峠道が続き、水を得た魚のようにワインディングロードを駆けてきたプロサングエだが、途中にはすれ違いに躊躇うような細いトンネルなどにも遭遇した。
それでも難なく目的地を目指せたのは、ドライバーとクルマとの優れた一体感の賜物だったのである。
3日目 松本~蓼科~諏訪~北杜富士五湖~箱根
晴れ渡った3日目は、海外からのジャーナリストを迎える。
日本有数の歴史ある神社の一つである諏訪大社にて、参加者たちは交通安全を祈った。
そして一行は、山々の向こうに一際高くその姿を見せる富士山を目指して富士五湖へとノーズを向けた。湖岸沿いを快調に駆け抜けた3台のプロサングエの前には、それまで厚い雲に覆われていた富士山が姿を現した。
そして目的地である箱根へと向かうために、一行は再び走り出す。
4日目 箱根~大観山~小田原~鎌倉~大黒PA~東京
参加者たちは芦ノ湖スカイラインでプロサングエの性能をじっくりと味わい、箱根ターンパイクでは、加速や制動、そしてハンドリング性はもちろん、何よりも箱根の山にこだまするV12自然吸気エンジンのサウンドが、ドライバーを虜にした。
湘南海岸を走り抜け、日本のクルマ文化の新たな発信場所となった大黒パーキングへ。そこから首都高速を使っていよいよ日本の首都、東京へ。
海外からのジャーナリストは、それまでの自然や歴史に包まれた景色からドラマティックに一転して近代的な様相となった車窓からの風景に驚きつつプロサングエをドライブした。