ポルシェはSUV「マカン」に続き、新世代「カイエン」もEV化する方針を発表。しかしながらカイエンの異なる点はハイブリッドモデルと内燃機関エンジンモデルの併売だ。
第4世代のカイエン
第4世代のカイエンは、フル電動モデルとなるとポルシェは述べ、プロトタイプの厳しいテストプログラムは、すでに進行中で、同時に、パワフルなハイブリッドモデルと内燃エンジンモデルの開発も進めているとも付け加えた。
カイエンは、20年以上にわたり、ポルシェらしい走行性能、日常の走行での優れた快適性、オフロードにおける優れた走破性など、幅広い能力で高い評価を受けてきた。
今後のカイエンは、このサクセスストーリーを継承し、モデルに装備されてきた機能をすべて引き継いでいく。
多額の技術投資
第3世代のカイエンにはさらなる改良が施され、第4世代のフル電動化モデルと並行して販売される予定だ。
昨年、ポルシェ史上最大規模のアップグレードが行われた現行カイエン世代は、今後、多額の技術投資によってさらに開発が進められる。
ベストセラーモデルであるカイエンの第4世代の導入は、完全な新規開発モデルとして、ポルシェにおけるエレクトロモビリティの拡大に大きく寄与することを目的としているという。
開発はパワートレイン、特にポルシェが開発し、ツッフェンハウゼンのエンジン工場で製造しているV8エンジンの効率向上を中心に行われ、このツインターボエンジンには、将来の法規制にも対応できるよう、広範な技術的対策が施される見込みだ。