一充電航続距離、パフォーマンス、ハンドリングが大幅に向上し、充電時間が短縮されたことに加え、eトロンGTにアウディ初となるEVのRSパフォーマンスモデル登場。
3つのバリエーションを展開
1.アウディS eトロンGTは、エレガントでスポーティな雰囲気が特徴。
2.アウディRS eトロンGTは、さらにスポーティに進化。
3.アウディRS eトロンGTパフォーマンスは、EVとして同社初となるRSパフォーマンスモデル。
新しいコーポレートアイデンティティ(CI)も、eトロンGTシリーズの外観のアップグレードに貢献しており、フォーリングスエンブレムは、ラジエーターグリルとフロントエプロンの間に配置され、高品質な2次元デザインになった。
ボディカラーは、ソリッドなアルコナホワイトに加え、メタリックまたはパールエフェクトカラーのアスカリブルー、デイトナグレー、フロレットシルバー、ケモラグレー、ミトスブラック、プログレッシブレッドの9色が用意される。
ニンバスグレーは、RS eトロンGTおよびRS eトロンGTパフォーマンス専用カラーとして提供され、新色のベッドフォード・グリーンはRS eトロンGTパフォーマンス向けに用意される。
オプションのブラックオプティクスパッケージは、フロントとリアのダークアウディリングス、エアインテーク、ドアミラーハウジング、ディフューザーエレメント(S eトロンGT)が含まれる。
RSモデルには、標準でダークアウディリングスが装備されており、ブラックオプティクスパッケージを選択すると、バンパーのL字型ブレードとディフューザーのエアロチャンネルがグロスブラック仕上げとなり、オプションで同じくグロスブラック仕上げのドアミラーハウジングも選択可能だ。
またホイールラインナップも刷新され、S eトロンGTおよびRSモデルには、新しい20インチ・マルチスポークホイールが用意され、RSモデル用に、2つの新しい6ツインスポークホイールが追加された。
研磨加工された21インチ鍛造ホイールは、1991年発表のAudi Avus quattro studyに装着されていた「AVUSホイール」を彷彿とさせ、クリアで一切の妥協を排したラインを特徴とするこの印象的なホイールは、アウディブランドのDNAを体現しています。RS e-tron GT performanceでは、ホイールの表面全体がマットダーク仕上げとなっており、スポーティな雰囲気を更に高める。
新型のパフォーマンスは?
S eトロンGTおよびRS eトロンGTのフロントアクスルには永久磁石同期モーター(PSM)が搭載されており、出力は、どちらも239psだ。
追加機能として、RS eトロンGTパフォーマンスでは、フロントアクスルのパワーエレクトロニクスが見直され、さらに高い放電電流を実現するために改良されたパルスインバーターを採用。これら3つのモデルは、効率だけでなく、パワーと加速性能も大幅に向上した。
リヤアクスルに搭載されている、新開発の電気モーターも永久磁石同期モーター(PSM)で、このモーターは、RS eトロンGTおよびRS eトロンGTパフォーマンスのPSMと同じサイズで、軸長192mm、直径230mmだ。
モーターなどの部品は、プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)と共に供給され、この電気モーターの出力は、564psで、両方の電気モーターには、過酷な運転状況に対応できるパワーリザーブ機能を備える。
結果としてS eトロンGTの駆動システムの最高出力は679ps/RS eトロンGTは856ps/RS eトロンGTパフォーマンスは925psに達し、最もパワフルな市販アウディとなった。
S eトロンGTは、0~100km/hを3.4秒で加速、RS eトロンGTは2.8秒、そしてRS eトロンGTパフォーマンスはわずか2.5秒だ。
加えて新しいブースト機能を標準装備したことにより、RS eトロンGTおよびRS eトロンGTパフォーマンスは、走行中に70kWに及ぶパワーアップを実感することができ、ブースト機能は、ステアリングホイールの左側のコントロールスイッチを押して起動することが可能で、ブースト機能は10秒間有効になり、メーターパネルにはカウントダウンが表示される。
更にアウディのお家芸ともいえる電動4輪駆動に加え、より軽量でエネルギー密度の高いバッテリーで航続距離は最大609kmを達成。
10分間の充電で280km走行可能というより高い充電出力も新しく装備している。
その他にもインテリアにはスポーティなエレメントとサステナブルな素材を採用し、アップグレードされたアウディバーチャルコックピットとスマートパノラミックルーフを採用する。