マセラティは新型グランカブリオのEVモデルであるフォルゴレにワインの名門「アンティノリ」とのコラボモデルを発表。フォーリセリエ部門にてのワンオフモデルとなる。
グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ
マセラティは、イタリアワインの名門「アンティノリ」が手掛ける世界で最も影響力のある赤ワインのひとつ、「ティニャネロ」の50周年を記念し、「グランカブリオ・フォルゴレ」をティニャネロのイメージに合わせてカスタマイズした。
このモデルはフォーリセリエ(オーナーがカスタマイズを通じて個性を表現するプログラム)、「グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ」として発表される。
マルケージ・アンティノリのために特別に製作されたこのワンオフモデルは、カリフォルニアで開催されるフェスティバル・ナパ・ヴァレーのアーツ・フォー・オール・ガラ(アメリカ有数の芸術チャリティ・イベント)でオークションにかけられた。
フォーリセリエのこだわりは?
エクステリアは、テッラ・ディ・ティニャネロのブドウ畑の土壌にインスパイアされた赤茶色で、ティニャネロの特徴的なワイン樽の色を彷彿とさせる赤に、トーンが落ち着いた赤紫のバーガンディ色を加え暖かみがある色だ。
さらに、艶のあるメタリックな高級感のある格調高い色に仕上がっており、タイヤのリムとブレーキキャリパーはそれぞれマットブラックと光沢のあるブラック、エンブレムはコッパーカラーで、ツヤのある背景にブロンズのマセラティのロゴが施され、ソフトトップの布地もブラックとなる。
この車で最も象徴的なのは、マセラティとティニャネロの特徴である伝統、革新、クラフトマンシップを融合させたインテリアであり、シートには、ブドウから生まれるヴィーガンレザーである「ヴェジェア」を使用し、複数の素材を使ったシルバーとバーガンディのリブ編みでだ。
これらは、ティニャネロの丘に連なるブドウの木々を想起させ、見た目も手触りもリアルレザーのようなこのファブリックは、マセラティで初めて採用された。
その他にも、オーク樽に焼き付けられた印字を彷彿させるように、ダークブライアの木にレーザー加工を施し、パネルには、ティニャネロのロゴ、ヘッドレストには、エレガントな刺繍でマセラティのトライデントと、ボトルのラベルに描かれてきたティニャネロの象徴のひとつである太陽を組み合わせたものが施される。
同じシンボルが中央のフロアトンネルにレーザーで描かれ、1971-2021の日付が添えられており、これは、このワインが市場に出てから50年になることを表していると述べた。