特別仕様車2モデルは各4台と5台の内訳で、2023年に導入されたパーソナライゼーションプログラム「SVビスポーク・サービス」を用いて、日本限定で生産される。
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日本限定のビスポーク特別仕様車
ランドローバーは「レンジローバーSV」の日本限定のビスポーク特別仕様車として「レンジローバーSVビスポーク1858エディション」と「レンジローバーSVビスポーク・バルモラル・エディション」の受注を開始した。
トレッドプレートには、それぞれ「SVビスポーク1858エディション」/「SVビスポーク・バルモラル・エディション」の文字が入り、さらにこの仕様の限定生産台数を表す「1 OF 4」/「1 OF 5」が併記される。
また両モデルの発表にあわせて2022年より、世界20か国以上で開催している招待制のイベント「レンジローバー・ハウス」を日本初開催する。
ビスポーク1858エディション / 限定4台 / 4850万円
限定4台のロングホイールベース(LWB)で、1858年に日英修好通商条約が両国間で締結され、外交関係が築かれた年にちなんで、名付けられた。
日本文化からインスピレーションを得てデザインされたこのモデルは、エクステリア、インテリアともにモノトーンでまとめられ、これは日本に古くから存在する絵画手法のひとつである室町時代の墨絵から着想を得た。
エクステリアカラーには、墨絵でよく使われる「ぼかし」を表現するため、限りなくホワイトに近いビスポークライトグレイを開発し、アルミホイールのインサートにも同色を採用しながら、ルーフカラーにやや濃い色のビスポークグレイを採用することで、全体に濃淡をつけ単調にならないように配慮された。
さらに「レンジローバー」バッジには通常モデルよりも明るいクロームをあしらい、リアから見た際にロゴがはっきりと浮かび上がって見え、インテリアも、フロントはシンダーグレイ、リアはライトクラウドのシート(シンダーグレイインテリア)という「1858エディション」だけの特別なコンビネーションとなる。
シートのショルダー部分には日本の着物の柄からインスピレーションを得たオリジナルデザインの刺繍を施し、トリムフィニッシャーやシフトコントロールのホワイトと合わせて、ラグジュアリーとピュアさを高次元に融合させた格別なインテリア空間を実現しているという。
ビスポーク・バルモラル・エディション / 限定台数5台 / 3866万円
限定5台のスタンダードホイールベース(SWB)で、その名前は、スコットランド・アバディーンシャーにある英国王室が所有するバルモラル城から由来。
1980年代に販売していた4ドアの初代「レンジローバー」にもバルモラル・グリーンというエクステリアカラーをラインナップしており、それを現代風に再解釈し、新たにこのモデル専用色として、よりラグジュアリーな質感で明るく透明感のあるビスポークグリーンが開発された。
ルーフとミラーカバー、アルミホイールインサートにビスポークグレイを組み合わせることで、華美になり過ぎない控えめな個性を表現する。
インテリアには質感が良く、製造工程においてレザーよりもCO2排出量の少ないウルトラファブリックを採用、ラグジュアリーを追求しながら、環境にも配慮した素材を選択した。
また、ライトクラウドフロント&シンダーグレイリア・ウルトラファブリックシート(シンダーグレイインテリア)を採用し、「1858エディション」の前後のシートと配色が逆にされている。
さらに、ベースモデルの「SVイントレピッド」では選択できないサテンホワイトセラミックのトリムフィニッシャーを合わせることで、よりクリーンで明るい雰囲気に仕上げており、シートのショルダー部分には「1858エディション」と同様、オリジナルデザインの刺繍が施される。