ベントレーはコンチネンタルGT/コンチネンタルGTC/フライングスパーに搭載される現行世代V8エンジンの生産終了を発表。これまで5万3000台以上が生産された。
現行世代V8エンジンの生産終了を発表
ベントレーは、コンチネンタルGT/コンチネンタルGTC/フライングスパーの各モデルラインに搭載される現行世代の4LツインターボV8エンジンの生産終了を発表。
現行V8エンジンの生産がまず終了するのは、英国/欧州/中近東/東南アジア/台湾/オーストラリア/ニュージーランド地域向けのモデルとなるという。
現行エンジンはベンテイガ・シリーズの一部として存続するが、コンチネンタルとフライングスパー・シリーズの生産終了は、ベントレーのビヨンド100戦略の次のステップへの移行を意味し、2025年までにすべてのモデルラインでハイブリッドモデルを提供することを目標とする。
ベンテイガとフライングスパーはすでにハイブリッドモデルを導入しており、この行程はすでに始まっている。
4L V8エンジンを振り返る
V8内燃エンジンは、過去75年にわたって多くのベントレーの心臓として重要な役割を果たしてきた。最初のLシリーズV8エンジンは1959年にS2に搭載され、180馬力を発生、現行型V8エンジンは、当時のエンジンの3分の2の排気ながら3倍のパワーを発生している。
2012年に4L V8エンジンが導入されて以来、コンチネンタルGT/コンチネンタルGTC/フライングスパーのV8エンジンモデルとして5万3000台以上が生産され、その1機1機が英国クルーにあるベントレーのドリームファクトリーで手作業にて製造されてきた。
V8エンジンを搭載した上記3車種の最終モデルは、オーストラリア/インドネシア/マレーシア/ニュージーランド/シンガポール/フィリピン/台湾/ベトナムでまだ販売はされるものの、生産はまもなく完了し、6月に最後のデリバリーが行われる予定だ。