フォーミュラEはセーフティーカーに爆速EVの新型ポルシェ・タイカン・ターボGTを指名。5月から開催されるベルリンにてデビューを予定、仕様の異なる2台が活躍する。
フォーミュラEの新しいセーフティカー
フォーミュラEは、SUN Minimeal ベルリン E-Prixにて、新型ポルシェ・タイカン・ターボGTをABB FIAフォーミュラE世界選手権の新しいセーフティカーとしてデビューさせる。
5月11日〜12日に開催される2024 SUN MinimealベルリンE-Prixから、新しいセーフティカーとして2色の車体が導入されるという。
FIAフォーミュラEセーフティカーのステアリングを握るのは、熟練のFIAドライバーであるブルーノ・コレイアだ。
新型タイカン・ターボGTは、ニュルブルクリンクとラグナセカで記録的なラップタイムを達成した史上最強のEVポルシェとして、今春に初公開された。
ポルシェ・タイカン・ターボGT
オプションのヴァイザッハパッケージを装備したポルシェ・タイカン・ターボGTは、0-100km/h加速わずか2.2秒、最高速度305km/hという驚異的なパフォーマンスが可能で、その革新的なアタックモードは、世界選手権で優勝したポルシェ99Xエレクトリックを含むすべてのGEN3フォーミュラEマシンと同じテクノロジーを直接取り入れたもので、アタックモードにすると、最大120kWの追加パワーが一時的に供給される。
2台の新型FIAフォーミュラEセーフティカーのうち、1台はリアウイングとリアシートなしのヴァイザッハ・パッケージ・アップグレード、もう1台はリアウイングなしの標準パッケージで、フロント2席、リア2席が装備されるバージョンだ。
ポルシェのフォーミュラEレーシングカー、ポルシェ99Xエレクトリックの先駆的なアプローチと同様に、タイカン・ターボGTは、ヴァイザッハにあるポルシェの研究開発施設で開発され、車両の監督とメンテナンスは、ニュルブルクリンクのマンタイに在籍するポルシェのスペシャリストの専門知識の下で継続され、必要な改良の実施が任されるとし、これらの改良は、警告灯や電気系統から最新の通信機器や消火器まで多岐にわたるという。