アルファ・ロメオは「ミラノ」として公開したニューモデルを直後に「ジュニア」と改名した。これは政治的な背景によるものであり、再度車名の選定が行われたとの発表だ。
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「ミラノ」改め「ジュニア」へ変更
アルファ・ロメオは新型のコンパクトカーにより、ヨーロッパ市場最大のセグメントにアルファ・ロメオのスポーティネスを復活させた。
ニューモデルはこのセグメントにおける美しさの基準を再定義し、ブランドの典型的なスタイリングの新たな解釈に基づく、一目見た瞬間に愛着を感じるデザインだと述べた。
またデザインだけでなく、クラス最高水準のドライビングダイナミクスも備えるという。ジュリアGTAを設計した同じチームが担った開発プロセスから生まれ、特別な技術ソリューションにより、アルファ・ロメオならではのドライビングプレジャーを、コンパクトセグメントで実現すると強調している。
グレードはどうなるの?
新型モデルには「イブリダ」と「エレットリカ」という2つのグレードが展開される。
「イブリダ」では、136psの48VハイブリッドVGT(可変ジオメトリーターボ)を搭載し、プレミアムセグメントのコンパクトククラスで唯一の四輪駆動(自動後輪駆動アクスルマネジメント搭載)のQ4バージョンも導入予定だ。
一方「エレットリカ」は2種類のグレードが用意され、156psバージョン(航続距離最大410km)と、スポーツDNAを体現するスポーティな240psの「ヴェローチェ」となる。
「ヴェローチェ」はアルファ・ロメオのスポーティネスを体現したモデルで、機械式セルフロッキングディファレンシャル/クラスで最もダイレクトな反応を示すステアリングギア比/ワイドトレッド/専用の前後アンチロールバー/スポーツサスペンションおよびブレーキシステム/20インチホイールなどを装備する。
ローンチエディション「スペチアーレ」
「イブリダ」および「エレットリカ」のパワートレインを搭載した最上位モデルのローンチエディションである、スペチアーレの受注も開始された。
このスペチアーレは、発表当初のみの限定車で、最高の仕様を厳選した独自のコンフィギュレーションにより、スポーティネス、テクノロジー、快適性をバランス良く融合しているという。
エクステリアで際立つ特徴は「Progresso」バッジ、新しいアイコニックなアレーゼレッドのアクセントが付いた艶消しスポーツ仕上げ、および18インチの「Petali(ペタリ)」アロイホイールだ。
インテリアは、合成皮革「Spiga(スピガ)」とファブリックの内装、レザーステアリングホイール、運転席のマッサージ機能付き電動シートなど、スポーティで高級感のある装備が採用された。
細部へのこだわりは、エアコン吹き出し口、センターコンソール、象徴的な「テレスコープ」スタイルを際立たせる、エレガントで独特な8色の室内照明によって表現され、充実した装備内容にさらに様々な安全装備が追加されると述べた。
このスペチアーレは、自動運転レベル2、コネクテッドナビゲーション、180度リアカメラ、ハンズフリー電動テールゲート、およびクルマへのアクセステクノロジーを備えたキーレスシステムを標準装備し、
エレットリカ・スペチアーレには、あらゆる状況で最高の充電性能を確保するために、11kWのオンボード充電器も搭載されているという。