ベントレーはベンテイガSにブラックエディションを設定。純ガソリンモデルとハイブリッドモデルも用意し、内外装だけでなく、スペック面でも専用チューニング済み。
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ビジュアルにエッジを効かせたブラックエディション
創業105年にして初となるブラック・ティンテッド仕上げのベントレー・ウイングが特徴的な特別仕様車は、鮮やかなアクセントカラー「マンダリン」/「シグナルイエロー」/「クレインブルー」/「ピラーボックスレッド」/「アイス」/「ハイパーグリーン」/「ベルーガ」の7種類と深みのあるブラックのディテールというデザインにドライバーを鼓舞するシャシー技術が融合し、ベンテイガのダークな世界観が強調される。
エクステリアにはボディキットの「スタイリング・スペシフィケーション」が設定され、フロントバンパーの下方、サイドシルの下方、リアスポイラーの上部全体にレーザー光線のようなラインがアクセントとなり、22インチのブラックペイントホイールから覗くブレーキキャリパーも同様だ。
加えて車両後部のDピラーに「ブラックエディション」バッジを装着するなど、ディテールまでこだわったエクステリアとなっている。
ベンテイガ・シリーズは今年初めにマイナーチェンジ済
ハンドクラフトされたインテリアを彩るコントラストステッチとコントラストパイピング、そしてレザートリムのアクセントカラーセクションにエクステリアと同じ鮮やかなアクセントカラーを採用し、エクステリアと一体感のあるビビッドな印象のキャビンに仕上げられ、各シートには「S」のエンブレムがブラックで刺繍される。
インテリアには新たに「ダーククローム」パックが標準設定され、ブルズアイエアベント/オルガンストップコントロール/センターベントなどのメタル製ディテールのほとんどが、通常のブライトクロームからグロスブラックへ変更。
オーディオシステムは「ベントレーシグネチャーオーディオ」、イルミネーテッドスピーカーグリルと別次元の音質を誇る「バング&アルフセンforベントレー」自動車業界最高峰の音質を奏でる「ナイムforベントレー」の3種類から選択可能となる。
純ガソリンモデルかハイブリッドか
純ガソリンモデルは4Lツインスクロールターボチャージャー付きV8ガソリンエンジンを搭載し最高出力550ps/最大トルク770Nm、0-100km/h加速4.5秒/最高速290km/hというパフォーマンスに加え、航続距離654km/CO2排出量296g/kmを実現。
ハイブリッドモデルは3L TFSI V6ガソリンエンジンと100kWのモータージェネレーターからなるシステム全体の最高出力は462ps、0-100km/h加速5.3秒/最高速254km/h。
ハイブリッドモデルはV6 TFSIのサウンドに相応しいスポーティなキャラクターを際立たせるため(スポーツモード走行時の)エンジンルーム内のサウンドにもこだわっているとベントレーは述べる。
またベントレーダイナミックライドを装備。0.3秒で最大1300Nmのトルクを発生してコーナリング時のロールを抑制し、タイヤの接地性を最大限に高め、クラストップのキャビン安定性と快適な乗り心地、優れた操縦性をもたらしながら、スタンダードなベンテイガよりもスポーツモードが強化され、運動性能がさらに向上している。
エレクトロニック・オールホイール・ステアリングも採用。
ベントレーのトルク・ベクタリング・バイ・ブレーキもチューニングも見直され、オプションの「オールテレインスペシフィケーション」を追加すれば、4種類のオフロードモード(「雪道&濡れた草道」/「土道&砂利道」/「泥道&山道」/「砂道」)が利用できる上、水深500mmまで走行可能となり、本格的なオフロード性能が発揮される。