3代目ポルシェ・カイエンの中でもカイエン・ターボに試乗。「スポーツカーの精度」「サルーンの快適性」「オフロードカーの走破性」は本当に高いレベルで揃っているのか?
スプリングストラットあたり3つのエアチャンバーが用いられることで、その制御の幅広さにも舌を巻く。たとえばベントレー・ベンテイガのようにふわふわな乗り味ではないのは前提として、それでも一般道で不快感は取り除かれ、その気になればX/Y/Z軸どの方向にも無駄な動きのないアシに様変わりする。
オプション装備であるリアアクスルステアリング、48Vの電気システムに接続された電子制御式ロール抑制システム「ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)」、「ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTVプラス)などをアドオンしたらどんなふうになるのだろう?などと考えていることは991に乗っているときのものと同等である点にも驚かされる。
SPEC
ポルシェ・カイエン・ターボ
- 年式
- 2018年
- 全長
- 4925mm
- 全幅
- 1985mm
- 全高
- 1675mm
- ホイールベース
- 2895mm
- トレッド(前)
- 1690mm
- トレッド(後)
- 1670mm
- 車重
- 2230kg
- パワートレイン
- 4リッターV型8気筒ターボ
- トランスミッション
- 8速AT
- エンジン最高出力
- 550ps
- エンジン最大トルク
- 770Nm/4500rpm
- サスペンション(前)
- マルチリンク
- サスペンション(後)
- マルチリンク
- タイヤ(前)
- 285/40 ZR21
- タイヤ(後)
- 315/35 ZR21