ポルシェ・パナメーラが第三世代へ デジタル化でラグジュアリーかつ効率的に

ポルシェは第三世代となる新型パナメーラを発表。本モデルよりターボグレードの差別化が始まる。

ポルシェは第三世代となる新型パナメーラを発表。本モデルよりターボグレードの差別化が始まる。

第三世代となった新型パナメーラ

ポルシェは第三世代となる新型パナメーラの「パナメーラ」/「パナメーラ4」の予約受注を開始した。

メーカー希望小売価格(税込)はパナメーラが1424万円/パナメーラ4が1479万円でパナメーラ・ターボEハイブリッドの予約受注開始日および価格は現時点では未発表となっている。

新型パナメーラは、デジタル機能や斬新で表現力豊かなデザインに加え、ダイナミックなパフォーマンスから快適なドライビングに至る幅広い走行性能を特長とするとポルシェはアナウンスしている。

第三世代でも、シリーズの特徴的なラインやプロポーションを継承しながら、ボディサイズは全長5052mm/全幅1937mm/高さ1423mmとなった。

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新型パナメーラの目玉は標準装備のエアサスペンション

新型パナメーラには、ポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)を備える2チャンバー/2バルブ技術のエアサスペンションが標準装備となる。2バルブ技術は、ダンパー制御の伸長段階/圧縮段階を分離し、快適さとスポーティさの幅を広げるとしている。

この機構は、比較的悪い路面状態による衝撃を大幅に緩和し、ダイナミックな走行状況での車体の安定性を確保する。更にオプションの全輪ステアリングを利用すれば、ハンドリング性はさらに向上するとポルシェは付け加えた。

また、革新的なポルシェアクティブライドアクティブサスペンションシステムが、新型パナメーラのEハイブリッドモデルにオプションとして設定されるという。

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気になるパワートレインの詳細

パナメーラ・ターボEハイブリッドは、4LのV8ターボエンジンを搭載し、新開発の電気モーターの出力は190psと合わせるとシステム出力は680psになり、システムトルクは930Nmに達する。

ポルシェは、総合的に設計を見直した8速PDKのハウジングに電気モーターを組み込み、独立したEモーターハウジングを廃止することで約5kgの軽量化を実現した。加えてトランスミッションのオイル回路にユニットを組み込むことで電動ユニットのヒートバランスが最適化されており、電気モーターからより高い出力を得ることが可能になったとしている。

パナメーラ・ターボEハイブリッドは、3.2秒で100km/hに加速し、最高速度は315km/h。バッテリー容量は25.9kWh。このバッテリーにより、WLTP複合サイクルでは91km/市街地サイクルでは83~93kmの電気走行が可能となり、新しい11kWの車載AC充電器を搭載する。

今回はパナメーラと同時にパナメーラ4も発売され、2.9LのV6ターボエンジンは、ブースト圧/燃料噴射流量/点火時期の変更によりパフォーマンスが最適化された。

これにより、最高出力は353ps/最大トルク500Nmとなり、先代モデルよりも出力が23ps/トルクが50Nm向上した結果、パナメーラの100km/hまでのスプリントタイムは5.1秒に短縮され、最高速度は272 km/hに向上。全輪駆動のパナメーラ4では、4.8秒で270km/hに達するとアナウンスされている。

ポルシェ・パナメーラが第三世代へ デジタル化でラグジュアリーかつ効率的に

発表されている新型パナメーラシリーズ

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