6代目(W222型)メルセデスAMG S63カブリオレ4マティック・プラスは、快楽、快適性など、これ以上何を望もうかと思えるほど、全てを兼ね備える。
「エナジャイジング・コンフォート」なるものも装備する。これは5つのプログラムから、音楽や空調、アンビエントライト、リラクゼーション機能を統合的にコントロールする。
パワートレインは4リッターV型8気筒ツインターボで、612ps/900Nmを叩き出す。AMG GTと共通の「M177」型だ。
アクセルを踏みますたびにボリュームが大きくなる排気音は、機関銃のような迫力。アクセルから足を離すと、豪快にブリッピングする。どこかでバースト?と思ったら、この車のアフターファイヤー音だった。
コーナーに入ると、クーペのボディに対し、ボディ後半の補強が明確に効いていることがわかる。屋根が開いても「ゆるい」と感じない。ステアリングもクイックだ(ロック・トゥ・ロックが2.2回転)。
また、スポーツプラスであれ、前:255/40 R20、後:285/35 R20(コンチ・スポーツ・コンタクトを組み合わせていた)の極太/極薄タイヤタイヤであることが信じられない快適性だ。コシとハリのある乗り味に留まり、嫌になることはまったくなかった。
SPEC
メルセデスAMG S63カブリオレ4マティック・プラス
- 年式
- 2018年
- 全長
- 5050mm
- 全幅
- 1915mm
- 全高
- 1430mm
- ホイールベース
- 2945mm
- トレッド(前)
- 1640mm
- トレッド(後)
- 1650mm
- 車重
- 2250kg
- パワートレイン
- 4リッターV型8気筒ツインターボ
- トランスミッション
- 9速AT
- エンジン最高出力
- 612ps
- エンジン最大トルク
- 900Nm/4500rpm
- サスペンション(前)
- 4リンク
- サスペンション(後)
- マルチリンク
- タイヤ(前)
- 255/40 R20
- タイヤ(後)
- 285/35 R20