スズキ・ジムニーに乗ると、いつの間にか笑顔になっている。ほのぼのキャラと頼れる性能を、いじらしい見た目で包むこの車だからこそだ。歴史さえ遡る楽しみがある。
INDEX
とはいえレセンス読者諸兄はどちらかというと「輸入車寄り」の趣向が強いことはメディアの特性上じゅうぶんに考えうる。だからまずはスズキ・ジムニーの概要について触れておこう。
初代は1970年〜1981年、2代目は1981年〜1998年、3代目は1998年〜2018年、4代目は2018年〜。およそ10年ごとに代替わりする。
本稿で触れるのはその4代目。2018年6月に事前情報が発表され、翌月には正式にフルモデルチェンジが発表された。
目標販売台数は3000台/月であったのに対し、受注は5倍を記録。長くて数年待つカスタマーも少なからずいたのだった。
メカニカル要素のハイライトとしては、伝統のラダーフレームを今なお受け継いでいる一方で、Xメンバーとフレーム前後にクロスメンバーが追加される。車体とフレームを繋ぐゴムも大きくなっている。主に乗り心地への配慮だと考える。アシスト機能も追加されている。
SPEC
スズキ・ジムニー
- 全長
- 1795mm
- 全幅
- 1300mm
- 全高
- 1200mm
- ホイールベース
- 2250mm
- トレッド(前)
- 1270mm
- トレッド(後)
- 1280mm
- 車重
- 1040kg
- パワートレイン
- 0.66リッター直列3気筒ターボ
- トランスミッション
- 4速AT
- エンジン最高出力
- 64ps/6000rpm
- エンジン最大トルク
- 96Nm/3500rpm
- サスペンション(前)
- 3リンクリジッドアクスル
- サスペンション(後)
- 3リンクリジッドアクスル
- タイヤ(前)
- 175/80 R16
- タイヤ(後)
- 175/80 R16