フェラーリが初のSUV「プロサングエ」を発表。パワートレインの詳細、エクステリアの特徴をお届けする。価格は未発表でメンテナンスプログラムは公表されている。
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フェラーリ、SUVとは認めず
フェラーリは4ドア/4シーターSUVを発表。「プロサングエ」と命名した。プロサングエはサラブレッドの意。
あえてSUVとは言わず、2+2モデル(前2席、後部に小ぶりな2席)がフェラーリの戦略上、初期の頃から重要な役割を果たしており、プロサングエもその延長だと強調している。
パワートレインは、電力攻勢を仕掛ける各社とは異なり、6.5リッターV型12気筒自然吸気をまずは発表。吸排気システムとタイミング・システムは完全に再設計された一方で、シリンダー・ヘッドは812コンペティツィオーネの派生形。
722ps/7750rpm、716Nm/7750rpmを発揮する。0-100km/h加速3.3秒、0-200km/h加速10.6秒と謳われている。
プロサングエの外観は
フロントからリアに向けてシームレスに繋がる。フロントグリルは無い。
リアのふくらみはテールへとダイブし、水平のカットラインの両端にテールライトが組み込まれている。その下には、2個のスクープと2個のベントが組み合わされている。
大きなリア・フェンダーは、テールの幅の広さを印象づけ、このボリュームの中に、スポーティーなキャビンが低く埋め込まれている。
キャビンのコンパクトなサイズは、このモデルにスポーティーな印象を与える上で不可欠だったというが、一方で車内のスペースと快適性は犠牲にしていないと主張。
横から見たキャビンは、傾斜したフロント・ウィンドウで特徴づけられ、Aピラーがカーブを描きながらリア・スポイラーへと流れ、その下に2つの非常に特徴的な山がある。
このテーマがリアスクリーンへと続く。
価格は未発表 7年のメンテナンス
フェラーリ・プロサングエの新車価格は明らかになっていないが、車両登録から7年間の純正メンテナンス・プログラムを発表。
定期メンテナンス(2万kmごと、もしくは毎年1回。走行距離制限なし)では、純正スペアパーツおよび最新の診断テスターを使い、有資格者による詳細な検査を受けられる。