ポルシェは、新型タイカン4およびタイカンGTSの予約受注を開始。メーカー希望小売価格(税込)はそれぞれ1416万円と1952万円で左ハンドルも用意される。
INDEX
左ハンドルの選択も可能に
2つのニューモデルには、タイカンをアップデートした際に採用したデザイン、テクノロジー、装備の面での数多くの強化がすべて備わっている。
すべての分野で先代を凌駕し、新しいモデルはパワーが増して航続距離が長くなり、加速タイムと充電時間が短縮され、安定性が向上した。
タイカンの全バージョンにはさらに充実した標準装備リストが用意されており、最新世代のポルシェドライバーエクスペリエンスが装備される。
新型タイカンGTS:スポーティなオールラウンダー
スポーティなオールラウンダーであるGTSは、ローンチコントロールを使用した場合、先代モデルを75kW上回る最大515kWのオーバーブーストパワーを発揮。標準装備のスポーツクロノパッケージに搭載された新しいプッシュトゥパス機能は、ボタンにタッチするだけで最大70kWのブーストを10秒間呼び出す。
プッシュトゥパス機能にも特にスポーティな特徴があり、低速走行時もトルクがローンチコントロールレベルまで上昇。タイカン・ターボGTと同様に、ブーストはメーターパネルのカウントダウンタイマーによって表示され、スピードメーターのアニメーションリングでダイナミックに演出される。
新型タイカンGTSは、先代モデルよりも0.4秒速い、静止状態からわずか3.3秒で100km/hに到達。0-200km/h加速タイムは10.4秒で、従来よりも1.6秒短縮されていながら、航続距離も120km以上向上し、最大628km(WLTP)となる。
新型タイカン4:4輪駆動の中で最も効率に優れる
高い効率性と4WDを組み合わせたタイカン4クロスツーリスモに続いて登場した新型タイカン4スポーツセダンの性能は、タイカンのベースモデルに相当する。
標準装備のパフォーマンスバッテリーまたはオプションのパフォーマンスバッテリープラスのどちらをアンダーボディに装着するかによって、ローンチコントロール使用時に最大300kWまたは320kWのオーバーブースト出力が得られる。
航続距離もバッテリーの種類によって異なり、パフォーマンスバッテリーを使用した場合は最大559km、パフォーマンスプラスバッテリーを使用した場合は最大643km(いずれもWLTP)の走行が可能だ。
フロントアクスルとリアアクスルにそれぞれ1基の電気モーターを搭載したタイカン4は後輪駆動のタイカンよりも走行安定性が高く、トラクションも向上。加速値にも反映されており、タイカン4の0-100km/h加速タイムは4.6秒で、80kgの重量増にもかかわらず後輪駆動モデルを0.2秒上回る。