Divergentが設計製造したサスペンション・ハードウェアによって、マクラーレンは、デジタルマニュファクチャリングの時代にスーパーカー製造の可能性を拡大する。
発表されたマクラーレンW1
マクラーレンは、産業用デジタルマニュファクチャリングを開発する米国カリフォルニア州の企業、Divergent Technologies, Inc(以下、Divergent)と提携し、マクラーレンW1のために設計・開発した先進的サスペンション・ハードウェアを実現している。
マクラーレンW1は、史上最も偉大な2台のスーパーカー、マクラーレンF1とマクラーレンP1の革新的な継承モデルであり、クラストップのパフォーマンスを目指すマクラーレンの精神が込められている。
F1から取り入れたフロント・サスペンションを、カーボン・ファイバー製モノコック「エアロセル」に直接マウント。
Divergent の積層造形技術によって、マクラーレンW1のフロント・アッパー・ウィッシュボーン、空力的形状のロワー・ウィッシュボーン、フロント・アップライトなど、最適な耐久性と剛性をもつ高効率で複雑なサスペンション・システムの開発が可能となり、特に外部から見えるフロント・ウィッシュボーンは、Divergentが3Dプリントで製造した重要なコンポーネントだ。
マクラーレンのエンジニアは、Divergentの革新的な設計・製造手法により、さまざまな設計を次々に適用して、マクラーレンW1 の画期的なサスペンション構造コンポーネントを迅速に開発することができ、こうしたコンポーネントは、同車が誇る卓越したパフォーマンスとドライバーとの一体感に貢献している。