限定車であるRS6アバントGTは、ベースとなるRS6アバント・パフォーマンスと異なり、ネッカーズルムの生産ラインの後、ベーリンガーホフ工場でも組み立てられる。
日本国内販売限定10台
アウディは、究極のスポーツグレードRS6アバントGTを発表。その内訳は国内販売限定10台(ミトスブラックメタリック5台、クロノスグレーメタリック5台)でメーカー希望小売価格(税込)2820万円となる。
今回の限定モデルは、RS6 GTOコンセプトを進化させた、世界限定660台のRS6アバントのトップ・オブ・トップモデルだ。
RS6アバントの頂点に立つモデル
RS6アバントGTに搭載される4リッターV型8気筒TFSIツインターボエンジンは、最高出力630psを発揮し、0-100km/h加速は3.3秒を誇る。
一方、48Vマイルドハイブリッドやエンジンの低負荷時に8つのシリンダーのうち4つのシリンダーを休止させるシリンダーオンデマンド(cod) を8速ティプトロニックと組み合わせることにより、高性能と高効率を両立し、そのエンジンサウンドは、RSスポーツエキゾーストシステムによりトップモデルとしての存在感を主張。
最高速度はスピードリミッターに制限される305km/hまで高められ、この究極のハイパフォーマンスに対応して、ブレーキにはレッドキャリパーによるセラミックブレーキシステムを搭載。
駆動方式はアウディの代名詞でもあるクアトロ四輪駆動で、セルフロッキング・センターディファレンシャルは、エンジンの駆動力を通常フロント40%:リヤ60%の比率でリアアクスル寄りに分配し、路面状況に合わせて、より多くのトルクを自動で適切に伝える。
今回のモデルは、究極のスポーツグレードにふさわしく、RS6アバントGT専用のライトウェイトなアジャスタブルコイルオーバーサスペンションを初採用。
RS6アバントと比較して車高を10mm低くしながら、優れたダイナミクスと快適性を融合しており、より高いスプリングレート、3段階に調整可能なダンパー、より硬いスタビライザー(フロントで30%、リヤで80%硬め)により、ボディロールが減少、ドライビングの楽しさが大幅に強化される。