通常エントリーモデルというものは、価格を抑え、新たな顧客へ窓口を広げる手法がとられる。しかしBMWは価格を抑えることより「駆けぬける歓び」への窓口を設けたのだ。
誕生し、一度は消えたものがまた復活する。そしてまた消える。もう少ししたら再度復活を遂げることになると予感させるライフサイクルは、時代が求めるからかもしれない。
オートローン、残価設定型クレジット、リース。この20年程で多種多様なクルマの持ち方が普及した。「現金一括」そんな当時のイメージが色濃く残る真の高級車を味わう。
限定100台のみ生産されたトヨタ自動車の原点を象徴するクラシック。誤解を恐れず言えば、今の街中にありふれたレクサスなんかよりどこまでも豪華なのではないだろうか。
大衆車メーカーというのは一般的に老若男女大多数にうけ、大きな市場に売れる見込みのあるモデルを設計開発し、販売するものであろう。貴方はこんなクルマを知っているか?
コンセプトカーから量産に移った瞬間、何が起きてこうなってしまったのと言いたくなるモデルは多い。メーカーの思惑はあれど、「限りなく近く」を実現した貴重なモデルだ。
「ロータス以外の趣味車なんて考えられない」と豪語するファンは多い。言うまでもないが「万人受け」するクルマではない、しかしながらその表現は最高の誉め言葉だろう。
ターボを新車でオーダーする。それだけで勇気がいるのに、この個体ときたら。パープルのようなバイオレットブルーにオートマティックを選択し、極め付きは右ハンドルだ。
私の元へ記事用の写真が届く。ろくに見もせず取り込んで後日編集しようと思い、チラっと見えたリアフェンダーの写真で、今の今まで4代目クアトロポルテだと思っていた。
アフリカやオセアニア、アジアでもどこでもいい。天井に荷物を括り付け、人を満載し、荒野や山河を駆けるトヨタ車といえはランドクルーザーと双璧を成すのがハイエースだ。
ありきたりなクルマ選びの先にはありきたりな日常とカーライフしか存在しない。人も荷物も格好も走りも全部ほしい欲張りさんなら、こんなクルマを是非試してみて欲しい。
日本でのフツーとアウトバーンを有する国のフツーはとんでもない隔たりがある。国産2リッター、4ドアの大衆セダンを思い浮かべてほしい。体験した者ならこそ違いが判る。