端的に言って緩い作りのアルファ・ロメオ・スパイダーだがデザインや元気のよいパワートレインがそれらを覆い、むしろ緩さも味わいにする。これこそオールド・アルファだ。
メルセデス・ベンツC63 AMGクーペに乗って思う。くよくよと迷うならば思い切って乗って楽しんでみるがいい。これだけだ。
アルファ・ロメオ・ステルヴィオは、かつてのマニアックな車ではなく、伝統を重んじつつも、万人に向けた個性をもつSUVだ。
6代目(FL5)ホンダ・シビック・タイプRに試乗。テクノロジーとエモーションの両立に舌を巻いた。「タイプR」の現代解釈がどんなものか、明らかにする。
メルセデス・ベンツEクラスE200クーペ・スポーツに試乗。なぜEクラスのクーペをわざわざ買う必要があるのか。探っていくと「大人の余裕」という言葉が浮かんできた。
2023年の今、フェラーリ458イタリア、ならびにフェラーリ458スパイダーの偉大さを感じずにはいられない。意匠、音、操舵に乗り心地。名車になり得る車である。
アウディA3(3代目=8V)の発展版、S3/RS3を比較試乗し、異なる性格でありながらアウディらしさが浮き彫りになった。
メルセデスAMG A45S 4マティック+は、内燃機関から電気に切り替わる今の時代の名作といえる高レベル・オールラウンダーだ。
知っているようで知らないポルシェ914。「ワーゲンポルシェ」や「廉価版911」などとキーワードが目立つが、確かな個性があり、どこへ言っても冒険になるのであった。
なぜ「ゲレンデ」=メルセデス・ベンツGクラスは、世の成功者に好まれるのか。G350dに試乗することで理由を確かめた。そこには圧倒的個性が存在していたのだった。
2023年一発目の試乗はアストン・マーティンDBX。アストン・マーティンが放つSUVの第一作目は、既に成熟を感じさせた。どんな人がこの車に合うかを考えた。
試乗していえること。フォルクスワーゲン・ザ・ビートル・ターボをあなどってはいけない。チャーミングな外観とは裏腹に、ピリッと辛い質実剛健な立ち振舞を見せつけた。