ターボを新車でオーダーする。それだけで勇気がいるのに、この個体ときたら。パープルのようなバイオレットブルーにオートマティックを選択し、極め付きは右ハンドルだ。
メッツガー。いくら時間があっても足りないだろう、語りつくすにも次々に想いがあふれ出るだろう。少しでも知ってしまったら最後、もう抜け出せなくなる何かがそこにある。
「エコ」という言葉は避けて通れない。しかしポルシェはこの際「ハイブリッド」を利用し、よりポルシェらしさに磨きをかけた。経済性を利するのでなく走りを利した、のだ。
所詮SUVとバカにする浅薄者よ、世界の「ポルシェ」がそんなヤワなクルマをつくると思いますか?ヘタなスポーツカーの域を超え、高性能スポーツカーより凄いんですから。
映画で恋仲となるヒロインと相手役が、去り際にタイミングが少しずれてお互いを振り返ることがある。貴方はクルマを離れる時、普段用途のクルマでも、そうなれていますか?
今と正反対の季節を想像して欲しい。薄暗い朝夕、街が色を失うどんよりな悪天。少しでも自然光が恋しくなるそんな時、クーペでもなく、カブリオレでもなく、タルガなのだ。
これまで色々な911は買ってきたが、タルガだけ買ったことがない。いつもタルガを買うけど、他のグレードには興味がない。911ヒエラルキーの中で孤高の存在はタルガ。
ポルシェを買おう。と思ったのはいいが、駆動方式からグレード、オプションと嬉しい悲鳴のような複雑さがある。一つ一つ選ぶも良し、GTSで。と片づけるもこれまた良し。
同じ本でも幼い頃の感想と年数を経た「今」の感想は全く違うことがある。人生経験や価値観の変化で新たな角度から意外な発見があるものだ。996は今その時期ではないか?
カイエンはトルコンAT、ケイマンはPDK。無理やりな足し引きをすれば、これは「カイエンの小さい版」ではなく「ケイマンの大きい版」かもしれない快速SUVである。
718ボクスターGTSと聞いて、瞬時にターボかNAか?と思うアナタは間違いなくポルシェフリーク。今回はNAモデルに無い良さを探りつつターボ版に試乗する。
ポルシェ911 GT3ツーリングパッケージに試乗できるなんて!貴重な機会で感じた、TPにしかない魅力を文章でお届けする。