当時どれだけの人がこのSLに憧れたことだろう。オープンで街に山に繰り出すには必然的に重いハードトップ置き場が必要で、それもある種の購入資格みたいなものであった。
普通車と言えば「たった4つ」のタイヤの上に塊が乗った状態で走る。その走りをBEVだろうがなんだろうが「良い車は良いクルマ」として評価が下されていくべきなのだ。
一昔前のスポーツ選手(特に野球)=「ベンツ」だった。理由は簡単。資本の身体を守るため。守るものが出来た貴方、どうですか?
「新しいの出るなら注文入れといて」と試乗なんてせずとも、案内だけで「S」から「S」へ当たり前のように毎回乗り換える。旗艦はそんな層から文句が出てはならないのだ。
メルセデスAMG SL43(R232)に乗って、従来のモデルから完全に生まれ変わったことを実感した。まるでさなぎから蝶に大変身したような華やかさと軽やかさだ。
メルセデスG400d/AMG G63の比較試乗。試乗当初は929万円差を探ろうとしたけれど、そもそも全く別の車だった。
メルセデス・ベンツGLE450 4マティック・スポーツはGLEのなかでも希少なパワートレインを搭載する。同時にもっともメルセデスらしいモデルである。
メルセデス・ベンツXクラスX250dの試乗記。おそらく日本でほとんど目にすることがないであろうこの車をレビュー。顔と中身のギャップがクセになるのだった…。
メルセデス・ベンツVクラスの中でも、エクストラロングが主役。ホイールベースが長くなった利点のみならず運転の印象も。
メルセデス・ベンツEクラス・オールテレインE220d 4マティックを最高だと断言できる2つの理由。それは、乗り心地、そしてギャップ感である。
メルセデス・ベンツCLSはデザインコンシャスだと発表時の資料に記される。だからといってメルセデスらしさはスポイルされず。それゆえ両者が引き立つのである。
整備に手を抜かず、そしてお金を惜しまずに15年を経た、メルセデス・ベンツSL(R230)は、ドアを閉じた途端、当時にタイムスリップさせてくれたのでした。